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将棋の反則ルール解説

将棋では、自由に駒を動かせるように見えても、実際には指してはいけない反則・禁じ手があります。 このページでは、初心者が間違えやすい二歩、打ち歩詰め、王手放置、自分の王を危険にさらす手、行き所のない駒などを分かりやすく解説します。

将棋の反則とは?初心者が最初に覚えたい禁じ手

将棋の反則とは、ルール上指してはいけない手のことです。 初心者のうちは、駒の動きや王手の対応に集中しているため、うっかり反則をしてしまうことがあります。 とくに多いのが、同じ筋に歩を2枚置いてしまう「二歩」、持ち駒の歩で相手の王を詰ませる「打ち歩詰め」、王手を受けているのに王を守らない「王手放置」です。

将棋では、反則手は通常その場で指せません。ブラウザゲームやAI対局では、システム側が反則手を制限してくれる場合もあります。 ただし、自分でルールを理解しておくと、なぜその手が指せないのか、どのように指せばよいのかが分かるようになります。 反則を覚えることは、単にミスを減らすだけでなく、将棋の仕組みを深く理解することにもつながります。

反則名 内容 初心者の注意点
二歩 同じ縦の列に自分の歩を2枚置く反則です。 持ち駒の歩を打つ前に、同じ筋に自分の歩がないか確認します。
打ち歩詰め 持ち駒の歩を打って相手の王を詰ませる反則です。 歩を打って王手する場面では、詰みになっていないか確認します。
王手放置 王手を受けているのに、王を守らない手を指す反則です。 王手されたら、必ず王手を回避する手を選びます。
行き所のない駒 次に動けなくなる場所へ駒を打つ、または進めることができない場合があります。 歩、香車、桂馬は奥の段に注意します。

二歩とは?同じ筋に歩を2枚置く反則

二歩は、将棋で最も有名な反則のひとつです。 「筋」とは縦の列のことです。同じ縦の列に、自分の成っていない歩を2枚置いてしまうと二歩になります。 たとえば、すでに自分の歩がある列に、持ち駒の歩を打つことはできません。

注意したいのは、二歩の対象になるのは「成っていない歩」だけという点です。 歩が成った「と金」は、二歩の歩としては数えません。 そのため、同じ筋に自分のと金があっても、普通の歩を打てる場合があります。 ただし、対局中に焦っていると、盤上の歩を見落としやすいため、持ち駒の歩を打つ前には必ず同じ筋を確認しましょう。

覚え方: 「同じ縦列に、自分の普通の歩は1枚だけ」と覚えると分かりやすいです。

打ち歩詰めとは?持ち駒の歩で詰ませる反則

打ち歩詰めとは、持ち駒の歩を打って相手の王を詰ませてしまう反則です。 歩は一番弱い駒に見えますが、持ち駒として王の近くに打つと非常に強力です。 そのため、将棋では「歩を打って即詰みにする手」は禁止されています。

ここで重要なのは、「持ち駒の歩を打つ」場合だけが対象ということです。 盤上にある歩を前に進めて相手の王を詰ませる「突き歩詰め」は反則ではありません。 つまり、同じ歩の詰みでも、持ち駒から打った歩なのか、盤上の歩を進めたのかで扱いが変わります。

注意: 歩を打って王手をかけること自体は反則ではありません。反則になるのは、その歩打ちによって相手の王が逃げられず、詰みになる場合です。

王手放置とは?王手されたら必ず対応する

王手放置とは、相手から王手をかけられているにもかかわらず、その王手を解消しない手を指すことです。 将棋では、王が次に取られる状態を放置することはできません。 王手された側は、王を逃がす、王手している駒を取る、攻撃の線上に駒を打つ、または駒を移動して防ぐなど、必ず王手を回避する必要があります。

初心者は、自分の攻めに集中してしまい、相手から王手されていることを見落とすことがあります。 しかし、王手中はどれだけ良さそうな攻めの手があっても、まず自分の王を守らなければなりません。 王手を受けたら、最初に「王は逃げられるか」「王手している駒を取れるか」「間に駒を打てるか」を確認しましょう。

その他の禁じ手|自分の王を危険にさらす手・行き所のない駒

将棋では、王手を放置するだけでなく、自分から王を危険な場所へ動かす手も指せません。 たとえば、相手の飛車や角が利いているマスへ王を動かすと、次に王を取られてしまうため反則です。 また、自分の駒を動かした結果、相手の飛車や角の攻撃線が自分の王に通ってしまう場合も、王を危険にさらす手として指せません。

さらに、歩、香車、桂馬には「行き所のない駒」に関する注意点があります。 歩と香車は前にしか進めないため、一番奥の段にそのまま進むと次に動けなくなります。 桂馬は前方2マス先に跳ねる駒なので、奥から2段目以内では通常の動きができません。 そのため、これらの駒は必要に応じて成る必要があります。

自分の王を危険にさらす手

王を相手の駒が利いているマスへ動かす手や、守っていた駒を動かして王が攻撃される状態にする手は指せません。

行き所のない駒

歩、香車、桂馬は、進めなくなる段に注意が必要です。成れる場面では成ることで動けるようになります。

反則を防ぐコツ|歩を打つ前と王手中に確認する

反則を減らすために、まず意識したいのは「歩を打つ前の確認」です。 持ち駒の歩を打つときは、同じ縦の列に自分の歩がないか確認しましょう。 さらに、その歩を打つことで相手の王が詰みにならないかも確認できると、打ち歩詰めを防げます。

次に大切なのは、王手されたときの確認です。 王手中は、攻める手よりも王を守る手が優先されます。 王手を受けたら、まず王が逃げられるか、王手している駒を取れるか、間に駒を打てるかを順番に見ましょう。 この確認を習慣にするだけで、初心者の反則や見落としはかなり減ります。

  • 歩を打つ前に同じ筋の歩を確認する
  • 歩を打って詰みにならないか確認する
  • 王手されたら必ず王を守る
  • 王を相手の利きに動かさない
  • 飛車や角の攻撃線が王に通らないか見る
  • 歩・香車・桂馬が動けなくなる場所に注意する

将棋の反則ルール解説のよくある質問

Q. 二歩とは何ですか?

A. 二歩とは、同じ縦の列に自分の成っていない歩を2枚置く反則です。と金は歩とは別扱いです。

Q. 打ち歩詰めとは何ですか?

A. 持ち駒の歩を打って相手の王を詰ませる反則です。盤上の歩を進めて詰ませる突き歩詰めは反則ではありません。

Q. 王手放置とは何ですか?

A. 王手を受けているのに、王を逃がす・王手している駒を取る・間に駒を打つなどの対応をしない反則です。

Q. 行き所のない駒とは何ですか?

A. 次に動ける場所がなくなる位置へ駒を打つ、または進めることです。歩や香車を一番奥の段に打つこと、桂馬を奥から2段目以内に打つことなどが該当します。